こんにちは、みりりっこです。
梅雨に入ってから、ジメジメ、辛くないですか?
マスクをするには蒸し暑すぎる季節になりましたね。
マスクをし続ける生活は、ストレスになりますが、お肌にとっても過酷な状況です。
そこで今回はマスクをし続けていると肌が荒れてしまう原因と、対策についてお話していきます。
長期間のマスク生活は、お肌にとっても未経験な異常事態
考えてみれば、いつもなら一年でマスクをつけるのは、時期的にも冬(インフルエンザや風邪予防)~春(花粉症対策)と気温も湿度も低い季節に限られていたのに…。
今年はコロナ予防のために、もう年が明けてから半年以上もマスク生活を強いられています。
医療関係の方のように職業上必要な場合を除き、大勢の一般人までが半年以上もの長期間に渡ってマスクをし続けるような事態は、今までありませんでした。
長期間・長時間マスクをつけることに慣れている人は、ほとんどいないはず。
恐らく梅雨が明けて本格的に猛暑になっても、この生活は続くでしょう(泣)。
私も毎日、朝家を出たら通勤中も仕事中もずっと、家に帰ってくるまでマスクを外せません。
職場は狭いオフィスで間仕切りもなく、結構な人口密度のため、外せるのはお手洗いや昼食時くらい。
正直、ツライですね~…。
もう暑くて暑くて、顔が蒸れるし、仕事中も暑さと酸欠で頭がのぼせる。
それにずっと肌にマスクが当たっているので、顔がかゆい。
特に肌荒れや乾燥、ニキビ、シミなど、肌のトラブルに悩まされている女性は多いのではないでしょうか。
私はまだ『かゆい程度』ですが、職場でも肌荒れに悩まされている人が続出してきています。
マスクで肌が荒れる理由
1.静電気
マスクの『静電気』と聞いてピンとくる人は少ないと思いますが、肌にとっては刺激になるので、負担になります。
特に多くの人が使用している使い捨ての不織布マスク。
あれって肌と合わせると静電気を発生しやすい性質なのです。
不織布の素材はポリプロピレンが主ですが、こうした化学繊維はマイナスに帯電する性質があり、プラスに帯電する性質を持つ人の皮膚に接触すると、静電気が起こりやすくなります。
これが皮膚への刺激となり、荒れる原因になるんです。
なんだかんだ言っても使い捨てで便利だし、ガーゼマスクなどよりも薄くて呼吸がしやすいし、今では価格面でも入手もしやすくなりましたが、肌の刺激になる静電気が起りやすいということは、頭の片隅に入れておきたいですね。
2.摩擦と乾燥
やはり、ずっと肌にマスクが当たっていることで、当然肌に摩擦がかかります。
特に不織布のマスクは素材そのものが油分を吸収しやすいので、肌を守る皮脂も奪ってしまうのです。
そうすると肌が乾燥してバリア機能が低下し、ますます摩擦で荒れてしまうという悪循環に。
更に、上でも書いたように、不織布は肌の刺激となる静電気も生じやすいので、摩擦と皮脂の吸収で肌のバリア機能が低下したところに、静電気が加わり、肌にとってはトリプルパンチとなってしまいます。
3.湿気
マスクをしていると、当然自分の呼気に含まれる水蒸気がマスクの中にとどまるので、どんどん蒸れていきます。
マスクの中が蒸れたままになると、肌の表面にある角質細胞同士をつなげるセメントのような役割をしている細胞間脂質が流れ出てしまい、バリア機能が低下してしまいます。
そうなると一見蒸れて乾燥とは無縁に思えても、バリア機能が壊れているので肌内部の水分が逃げやすくなり、乾燥してしまうのです。
よく長風呂した時や、プールなどで、指がふやけてシワシワになるのと同じですね。
他にも、猛暑などで汗を大量にかき続けていると、肌がボロボロになって乾燥するのも 、同じ現象です。
肌は長時間濡れたままにしておくと、バリア機能が壊れてしまうんです。
これを知ってから、昔ハマっていた『ローションパック』や『シートマスク』などが肌をいじめていたことに気づきました。
このように肌が刺激を受けて、乾燥や摩擦にさらされた状態が続くと、肌に炎症が起こります。
そうするとシミが増える原因になることも。
通常のシミは、紫外線による炎症から肌を守るためにメラニン色素が作られ、それが定着することでできますが、マスクによる乾燥ダメージも同様に炎症を起こすので、メラニン色素が作り出されシミができやすくなります。
今年になってシミが増えた人は、マスクによるダメージが原因かもしれません。
マスクから肌を守るには、どうしたら良いのか?
1.できるだけ肌に刺激を与えない素材を選ぶ
不織布のマスクは、一時期入手困難・価格高騰しましたが、今ではようやく普通に手に入るようになり、多くの人が着用しています。
とはいえ、長期間つけ続けるには、肌への負担が大きいのも確かです。
私も今、肌触りが良く静電気が起きにくい素材のマスクを探している『マスクジプシー』状態ですが、なかなかこれだと思えるものには出会えていません。
綿などの天然素材は確かに肌に優しいけれど、結構毛羽立ちがすごくて、鼻がムズムズしてしまったり。
今は人工素材でも綿と同じ成分のレーヨン素材で、良い物がないか探しています。
レーヨンは天然繊維や人の皮膚と同様、プラスに帯電するので、静電気が起こりにくい素材だからです。
しかも織り目が細かくなめらかなので、普通の綿のように毛羽立ちがしにくそうです。
色々買って試してみて、これは良いと思えるものに出会ったら、またここでご紹介したいと思います。
2.保湿で肌のバリア強化&炎症から肌を守る
一日中マスクをすることが当たり前になってくると、化粧を止める人も珍しくありません。
確かにマスクにファンデーションなどが付くのって嫌ですよね。
でもベースメイクはしないまでも、保湿と日焼け止めはしっかりして、肌を守ったほうが肌荒れを防ぎやすいです。
大半のマスクにはUVカット効果はないですし、たとえあったとしても今度はマスクが覆っていない頬の上の方からだけ日焼けしてしまいます。
日焼けとマスクの刺激による炎症がダブルで起こったら、それこそ肌荒れやシミの進行が早くなるというものです。
私は保護力最強な『サンホワイト』(純度の高いワセリン)と、朝は日焼け止め効果の高い化粧下地を使い、テカリ防止のパウダーで押さえています。
日興リカ サンホワイト 50g
『サンホワイト』はごく薄く伸ばすだけで、刺激から肌を守り、肌の水分も逃さないので、マスクをしている間にもおすすめです。
あと、肌の炎症を抑えるために、抗炎症対策も必要ですね。
美容液などのスキンケアコスメで『ビタミンC』や『トラネキサム酸』といった抗炎症作用のある成分が入ったものを使うのもありですが、もっと根本的に効き目があるのは、やっぱり口から抗炎症作用の強い栄養素を摂取することです。
私は特にビタミンCや食物繊維のフラクトオリゴ糖を毎日しっかり飲むようにしています。
ちなみにフラクトオリゴ糖は腸内で善玉菌の酪酸菌を増やしてくれるのですが、酪酸菌は体内の炎症を抑えてくれる『酪酸』を生み出すので、積極的に摂りたい食品です。
このマスク生活は新型コロナの脅威が続くかぎり、終わりそうもありません。
かなりの長期戦を覚悟せねばならないので、梅雨明けの猛暑を考えると憂うつになりますね。
そんな中でも、少しでも快適に、肌も健康に保てるように、素材選びや肌のケアなど工夫できないか探っていきたいと思います。
それではまた。