こんにちは、
昨今『アンチエイジング』という言葉に対して、鬼のように耳聡いみりりっこです。
今回はアンチエイジングに欠かせない『カリウム』のお話です。
最近はどんな美容方法やダイエットを見知っても、
「それ、アンチエイジング的には良いの?悪いの?」とついつい考えてしまいます。
というのも例えばダイエットであれば、アラフォー以降が間違った手段を取ればスタイルが良くなるどころか、『老けて・たるむ』といった残酷な結果になることもあるから。
だから安易に流行りのダイエット法などには飛びつけない難しいお年頃なんですよね…。
とはいえ私もアンチエイジングというと、以前はどうしても化粧品とか「外からのアプローチ」に目が行きがちでした。
でも本当は身体の内側からのアプローチが重要なんです。
身体の老化を遅らせるには睡眠や適度な運動が大事ですが、やっぱり何を食べるかも凄く大事。
特に今アンチエイジング効果で注目が集まっているのは『カリウム』です。
カリウムっていうと、「むくみ解消に効果がある」位の事しか知らなかったのですが、実はアンチエイジングにも欠かせない栄養素なんですね。まあ最近知ったのですが。
なんでアンチエイジングに欠かせないのかというと、カリウムには血管を若く保ってくれる効果があるから。
『身体の老化は血管から始まる』とも言われるくらい、血管の役割は重要です。
いくら運動をしたり栄養を摂っても、体中に酸素や栄養を届ける血管そのものが劣化していたら意味がないのです。
そんな重要なカリウムさんですが、ここで出てくるのが『どんな食品から摂れば良いのか』問題。
一日に摂りたいカリウムの量は?
日本の食事摂取基準によると、
成人女性の摂取目標は一日2600㎎以上。
と言われても、これって多いのか?少ないのか?ピンときませんね。
ではカリウムの多い食品にどれくらい含まれるか見てみると、
単一の食品から摂るのは結構な無理ゲーなことが分かります。
というのもカリウムが多い食品100gあたり (可食部) に含まれるカリウムの量はこんな感じだから。
- アボカド…720㎎
- ほうれん草…690㎎
- 納豆…660㎎
- ドライデーツ…550㎎
- 里芋(水煮)…560㎎
- サツマイモ…480㎎
- バナナ…360㎎
- 卵…130㎎
※参照:食品成分表2019 (女子栄養大学出版部)
…食品ごとにかなりばらつきがありますね。
ある程度まとまった量を食べないと、必要なカリウムの量には達しません。
とはいえカリウムが多いからと一つの食品を過剰に食べまくっていると、他の栄養が偏って結局不健康になったりして元も子もなくなります。
単品ダイエットと同様に一つの食品に偏って集中するのは止めた方がいいですね。
カリウムの多いほうれん草でも、それだけで必要なカリウムを摂ろうとしたら、結構なサラダファイターにならないと厳しそう。
毎日続くかというと3日で心が折れそうです。
アボカドも2.5個分位食べないといけないし。
体に良いとはいえ脂肪分も多いので、過剰摂取はよろしくない。
「カリウムが多そうな果物」の代表・バナナに至っては約7本分なので、確実にカロリーオーバー。
食い過ぎです。
どれも適度に摂取すれば体に良い物ばかりなので、色々組み合わせてトータルで必要なカリウムが摂取できればOKですね。
特にイモ類はカリウムが豊富に含まれているので、積極的に食べたい食品です。
おイモって糖質制限畑の人たちからは嫌われがちですが、食物繊維豊富だし、イモ類に含まれるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)は腸内環境を良くしてくれるしで、実はメリットだらけ。
個人的には単純に糖質だからと一括りにして避けるのはもったいないんでないの?と思ってます。
カリウムの他の効果は?
またカリウムにはもちろんむくみ解消効果もあります。
塩分を摂りすぎると、身体は塩分濃度を薄めるために水分をため込むのですが、カリウムは汗や尿として塩分(ナトリウム)を排出してくれるので。
しょっぱいもの好きでむくみやすい私としては、カリウムを積極的に摂りたい理由が上積みです。
ちなみにカリウムはアルコールの分解にもめっちゃ使われるので、酒好きの人は特にしっかり摂ったほうがよさそうですね。
アルコールの分解に使うカリウムが足りなくなるほど飲酒すると二日酔いになります。
こんな感じで、カリウムは血管の劣化を防いで全身のアンチエイジング効果を発揮してくれたり、むくみを改善してくれたり、アルコールを分解してくれたりと、人知れず大活躍している栄養素です。
日常的に手に入りやすい食品から摂れるので、バランスよく色々組み合わせて食べて、体の内側からアンチエイジングをしていきたいですね。
それではまた~。