こんにちは。ビーズ歴約30年のみりりっこです。
『ビーズ』と言っても二人組のロックユニットの追っかけをしてる訳ではなく、ビーズアクセサリーの方のビーズです。
自分で『30年』と書いておいて驚いてしまいましたが、小学校低学年でビーズの世界にハマってから、もうそんなに年月が経つのか…と遠い目になってしまいました。
今では趣味で気が向いた時に、自分用や母へのプレゼントにネックレスやイヤリングを作る程度ですが、作り始めると寝食忘れるほど没頭してしまいます。
長時間集中しすぎて、気が付くと眠気と疲労と寒さで体がガタガタ震えている時もあるくらいなので、ちょっと危ないですね。
仕事や勉強でも、このくらい高い集中力を発揮できたら良いのですが…。
子供の頃も、勉強をろくにせずビーズに夢中になっていたので、人間、いくら歳を取っても本質的な部分は変わらないな〜…と思います。
でもビーズって、人類が衣服もろくに発達していないような旧石器時代から身に付けてきただけあって、本能的になのか分からないけれど、妙に惹かれてしまうのです。
世の中には色々な素材のビーズがあって、どれも個性や魅力がありますが、私が特に好きなのは小さなシードビーズと、パールです。
特にパールは見るのも身につけるのも好きで、私のアクセサリー作りのメイン材料にもなっていますし、普段身につけるネックレスなんかも、ついついパールばかり選んでしまいます。
パールという素材は不思議なもので、身につけた女性を(ケバくさせずに)華やかで上品に見せてくれるので、個人的には万能でかつ、女性の味方だと思っています。
他の宝石や貴金属だと、人によって似合う、似合わないがありますが、パールの凄いところは殆どの女性に似合ってしまうところ。
しかも似合うだけでなく、品良く見せてしまうところが凄い。
古代エジプトのクレオパトラなど、古くから多くの権力者がパールに魅了されてきたのもわかる気がします。
それに今は本真珠でなくても、高品質なイミテーションパールや、コットンパールのような上品さとカジュアルさがミックスされたイミテーションパールなど、種類も豊富です。
素材やデザインを変えることで、日常からフォーマルシーンまで、あらゆるシーンで楽しめるのがパールの魅力でもあります。
なのでパールをもっと日常的に、身近に楽しむ女性が増えたらいいなと思います。
私自身もこの先、その時々の年齢に似合うパールアクセサリーを作って、身に付けて楽しんでいきたいですね。
先日も1本ネックレスを作りましたが、それが上の写真にあるパールのネックレスです。
これを作ったのは、少し前に母に頼まれて、五歳の姪っ子のために作ったネックレスがきっかけです。
出来上がった作品を見て母がえらく気に入り、「私もこういうのが欲しいな~」と言っていたので、クリスマスプレゼントに作ってみました。
子供用に作ったのはピンクの樹脂パールの連を編み込んだ、(胸焼けがしそうなほど)ラブリーなネックレスでしたが、今回は大人向けにオフホワイトのパールにしました。
ちょっと贅沢に、スワロフスキー社のパールをふんだんに使っています。(といっても完成品を買うより遥かに安いですが)
やっぱり、イミテーションパールでも、ボリューミーな使い方をすると華やかになります。
私はイミテーションの中でも、スワロフスキー社のクリスタルパールは色も光沢も綺麗で特に好きです。
色のバリエーションも豊富だし。
(たまに微妙な新色が出たりもしますが)
おまけに安い樹脂パールのように穴周りにコーティングの「バリ」がないのも魅力。
(バリを取る作業って地味に苦痛なんですよ〜)
イミテーションでも高級感を出したいときは、スワロフスキーのクリスタルパールはおススメです。
あと、知らない人にはどうでも良い地味な話ですが、今回は「端の始末」を色々工夫してみました。

こういう、複数の連を束ねたデザインで作る際、いつも不満が残るのは端の処理なんです。
一般的には、複数の連を無理やり一つのボールチップ(金具の一種)などでまとめたり、もしくは一連ずつ両端にボールチップをつけるのが普通です。
でもそうすると、変にもたついたり、金具だらけでガチャガチャと悪目立ちしてしまうのが不満でした。
アクセサリーの作りの良し悪しは、こういう細かな始末の完成度で差が出てしまうものです。
大量生産して安く売るならともかく、せっかく良い材料を使って作るのに、端の始末が稚拙なのはもったいない。
なので今回は「ノット」の技術で試行錯誤して、ボールチップなどのエンド金具を使わずに端を処理してみました。
最低限、留め金具との連結にCカン(輪っか状の金具)だけは使いましたが、一見、糸がどこで終わっているのか分からないようにしたので、ボリュームがあるのに端まで綺麗に仕上がったと思います。
端の始末の試行錯誤で、本体の編みの部分の3倍くらい、時間と手間がかかりましたが、仕上がりにはまあまあ満足です。
まあ母に贈る際に、この『こだわり』を熱弁しようとも、恐らく「ふーん、すごいねー」と聞き流されることでしょうが(笑)。
完全に自己満足の世界なので、それで良しとします。
そして更にパワーアップ版を作ろうと企んだりしています。
こんな風に、一度こだわり出すと、気が済むまでやらないと収まらないので、自分でも始末に負えない時があります。
家事などに対しては恐ろしく面倒臭がりでズボラなくせに、こういう変なところにだけは尋常でなくこだわってしまう性格なので困りものです。
よく人から、「独立したり副業でアクセサリー作って売ったら良いのに」などと言われますが、こういう変なこだわりが強いせいで、恐らく仕事にならないでしょう。
将来のことは分からないけれど、とりあえず今は自分と、身近な人に贈る分だけ、丁寧に楽しく作れればそれでいいかな、と思っています。
さて、次はどんな作品を作ろうかな。
それではまた~。