こんにちは、カレー大好きみりりっこです。
とはいえ糖質制限中なので、カレーライスやインドカレー+ナンを食べる機会は激減してます。
でも今回は特別です。
ここぞという時は、糖質が…なんてことは忘れて、思う存分楽しみますとも。
今回は、何年も前から行きたくて行けなかった神楽坂の名店『想いの木』に行ってきました。
このお店を教えてくれた習い事の先生、覚えててくれて連れていってくれた習い事の友達に大感謝です。
感想を一言で表すと、「素晴らしい!」です。
美味しいだけでなく、素材にこだわった身体に良いカレーとは聞いていましたが、料理だけでなく、空間、内装、器、サービス、どれをとっても素晴らしい。

もう、入り口からして普通のインドカレーのお店ではない。
(看板が求人のチラシに隠れてたのは残念)

チャイとチーズ入りの小さなナン。
このナン、小ぶりですが絶品でした。
近くのチーズ専門店のチーズが中に入っていて、モッチモチの生地ととろけるチーズの相性がたまらんです。
それにもう、器のセンスが普通じゃない。
普通のインド料理店には絶対になさそうな器たち。
写真では魅力が伝わり切らないのですが、質感・色・フォルムともに素朴でありながら洗練されていて、お料理や空間と完全に世界観が合っていました。
あまりに美しすぎるほど調和していたので、お店の方に伺ったところ、使っている器は美濃焼と教えて頂きました。
インドカレーと美濃焼…
美濃焼を選んだセンスに脱帽します。

メインのカレーのプレートの器や盛り付けもまた素敵。
カレーは程よく辛く、噛みしめるたびに様々なスパイスがプチプチはじけて香りが鼻を抜けていきます。
ただ美味しいだけでなく、滋味があふれる優しい味でした。
食後も普段カレーを食べたあとに来る胃もたれ感はなく、お腹の調子も良かったです。

店内の内装や装飾、照明も、全てが厳選されて調和していて、無駄なものが一切ないのがとても心地良い。
さりげなくテーブルに置かれた水差しにはスパイスの小枝?が飾られていて、これがまたキュンと来る可愛らしさ。
これほどすべてが調和して一つの完成された世界観を作っていると、ものすごく心地良くて、ずっといたくなりました。
よく「味さえよければ何でも良いだろう」という考えもありますが、こういった全てが厳選され調和している店を見てしまうと、やっぱり空間全体の五感に訴えかける力の凄さをあらためて感じます。
でも、一番素晴らしかったのは、お店の方の人柄です。
明るく元気が良いというタイプではなく、控えめでさりげなく、でも優しく細やかな心配りをして下さる方たちでした。
私たちが入ったのはランチのラストオーダー間近で、席も空いていなかったのですが、なんとか一緒に座れるようにしようとしてくださったり(他のお客さんも凄く良い人で、テーブルを移動して下さったり)、残り少ないカレーをなんとか全員に提供しようとしてくださったり。
あそこまで思いやりと気遣いにあふれた接客に出会ったのは、本当に久々です。
これはファンになってしまうわ。
行くだけで美意識を刺激され、優しい気持ちにもなれるこのお店、絶対また再来店したいと思います。
それではまた。