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真空低温調理を更に楽に・美味しくできる調味料『昆布の水塩』

こんにちは、みりりっこです。

低温調理器『ANOVA』を買ってから1年くらい経ちますが、もう毎日の食生活にはなくてはならない存在になっています。

あまりにも楽だし、自分で手間暇かけて加熱調理するよりも、はるかに美味しい食事ができるので、もうANOVAのない生活には戻れません。
(もし壊れたら速攻で買いなおすでしょう。)

今回はそんな真空低温調理を更に楽ちんに、更においしくできる調味料を見つけたのでご紹介したいと思います。

先日母と出かけた際に、名前も覚えていないけれど、前にテレビで紹介されていて、気になっている調味料があるということで、デパ地下で一緒に探してみました。

すぐに目当ての商品が見つかったのですが、それが『昆布の水塩』という謎の調味料。

トップの写真にありますが、ぱっと見調味料に見えないパッケージです。

私も興味本位で、母に便乗してちゃっかり買ってもらいました。

『昆布の水塩』の『水塩』とは何ぞや?

『水塩』という調味料自体初めて耳にしたので調べてみたところ、日本で醤油が普及する以前に一般的に使われていた調味料で、今でも国内外のプロの料理人などに愛用されている調味料なのだそう。

そしてこの松前屋の『昆布の水塩』は、古来から伝わる水塩に、昆布をはじめ椎茸や鰹節などの旨味を成分を加えた、いわば旨味と塩分が凝縮された液体状の調味料

私は松前屋さんの事も知りませんでしたが、塩昆布で有名な老舗ということで、昆布の魅力を知り尽くしている企業だからこそ生まれた商品なのでしょう。

この『昆布の水塩』は食材への浸透力が高く、中まで旨味が染み込むだけでなく、魚などの生臭さも抑えてくれ、下ごしらえにも仕上げの味付けにも使える万能調味料なのだとか。

普通にお醤油がわりにお刺身や冷ややっこなどに付けても美味ですって。

種類も、ハーブや香辛料を加えた洋食向けの『森』(塩分濃度約15%)、和食向けの『海』(塩分濃度約17%)、更に塩分濃度の濃い『玄』(塩分濃度約25%)の3種類あり、目的や好みで選べます。
(私は『森』にしました。)

『昆布の水塩』を真空低温調理の下ごしらえに使ってみた結果

とはいえ、私にとってはそれまで聞いたことも、見たことも、味わったこともない、未知の調味料。

一見、調味料に見えないようなオシャレなスプレーボトルに入っているし。

一体何に、どうやって使うのかもよく分かりませんでした。

今までオシャレさに惹かれて買ってみたものの、使いこなせず古くなって捨ててしまった数多の調味料が頭をよぎりました。

でもせっかく買ってもらったのに使わないのはもったいない。(しかもちょっとお高めだし)

そこでふと思いついて、真空低温調理をする前に食材の味付けに使ってみたら、これが驚くほどの美味しさだったのです。

『昆布の水塩』は、実は真空低温調理の味付けをかんたんに、しかも旨味もアップさせてくれる調味料でした。

おさらいを兼ねて真空低温調理を簡単に説明すると、調味料で下味をつけた食材をジップロックなどに入れ、低温調理器で設定温度に上げたお湯の中に入れ、決まった時間放置するだけで完了する、超簡単な調理方法です。

カンタンですが、最適な温度を一定に保って食材を加熱できるので、肉も魚も野菜も柔らかく、旨味が逃げ出さず、とんでもなく美味しく仕上がります。

普通に焼いたり煮たりする調理法に比べたら恐ろしく楽ちんなのですが、ずぼらな私はそれだけでは飽き足らず、味付けをもっと簡単に美味しくできないかな~と思っていました。

私が真空低温調理から得ている最大のメリットは、自炊の手間を最小化できることと、美味しいものを食べられることが両立できる点です。

そのため低温調理のレシピなら何でも良いというわけではなく、下ごしらえから仕上げ、片付けを含めて手間がかからないかどうかが重要視しています。

例えば下ごしらえに手間がかかるとか、洗い物が多いとか、特殊な調味料をいろいろ使うとか、といったレシピの場合、私にとっては魅力があまりありません。
(ハムなど、多少手間がかかっても構わないくらい尋常でなく美味しい場合を除いて)

なので私が今まで主に使ってきた調味料は、塩とオリーブオイルや、塩こうじなど、ごくごくシンプルなものばかり。

それでも十分おいしいし、簡単なんですが、低温調理に慣れてきた今、もう少し手間や味に改良の余地はないかな~とぼんやり考えるようになりました。

そんな時に出会ったのが、この『昆布の水塩』

最初「なんでスプレータイプなの?」と訝しんだのですが、このスプレーが素晴らしかった。

ジップロックに肉や野菜を入れたら、そこにまんべんなく水塩をスプレーして馴染ませるだけで味付けが完了してしまうのです。

あとはジップロックから空気を抜いて口を閉じ、お湯の中にダイブ。おしまい。

恐ろしく簡単です。

塩を使う場合、全体の約0.9%になるよう計量が必要だし、食材にまんべんなくまとわせるのが手間といえば手間でした。

でもスプレーなら、まんべんなくかけることができるので、その簡単さだけでも感動しました。

そして肝心の味ですが、昆布を使っているだけあって、変に主張することなく食材の旨味と調和し、深みのある美味しさでした。

鶏むね肉などのお肉はもちろん、普通のキャベツでさえ、昆布の水塩をスプレーして低温調理するだけで、お箸がとまらない美味しさ。

『昆布の水塩』と、真空低温調理は、恐ろしく相性が良いと思います。

もちろん商品の説明書やリーフレットに、低温調理におススメとは書いてありませんが、私にとってはなくてはならない存在になりそうです。

唯一のデメリットといえば、美味しすぎる上に便利すぎて、あっと言う間に減ってしまうことですね…。(ガンガン使うにはちょっとお高めなので)

そのうち自分で似たようなものを作れないか、試行錯誤始めそうで怖いです。

とりあえずのリピート購入は、お得な詰め替え用を買おうと思います。

『昆布の水塩』は、低温調理をしない人でも、いろんな食材の下ごしらえや味付け(醤油替わりなど)に使えるので、おススメですよ。

それではまた~。