ダイエット

糖質制限「あるある」な失敗例って?

こんにちは、みりりっこです。

今回は糖質制限で失敗するパターンについて、2つ挙げてみます。

間違った方法は健康を害することもあるので、色々な著者の本を複数冊読んで知識をつけることが重要だなーと思います。

「健康そうな」別の糖質源に置き換えてるだけのパターン

白米を玄米に、白砂糖を黒糖やハチミツに、など、結局のところ糖質の摂取量は減ってないやんか、というケースで、よくありがちです。

私も前は玄米や黒糖、ハチミツは体に良い物だからと、「たくさん」食べてました。

もちろん精製されて食物繊維が失われた白米や砂糖に比べると、食物繊維やミネラルが残された玄米や黒糖などの方が、血糖値の上がり方は緩やかです。

でも結局『糖質の量』でいうとそれほど変わらないので、量そのものを減らさなければ、結局は脂肪となります。

糖質制限を継続するためには、『主食は必ず食べるものだ』という認識そのものをなくしてしまわないと、いつまでも引きずることになりそうです。

糖質を減らしただけで、タンパク質・脂質の量が増えていないパターン

これは下手したら栄養失調になって健康を損ねます。

糖質過多な食生活を送ってきている人を大きく2つに分けると、

ファストフードやパン、丼もの、ラーメンなど麺類のように、忙しかったりで食生活がジャンクなものに偏っている人と、反対に健康に気を遣って玄米と野菜中心といった食生活を送っている人がいます。

一見真逆ですが、共通するのは、体を構成するのに欠かせないタンパク質が不足しているということ。

そういう人が今までの食生活から糖質を抜くだけだと、エネルギー不足や栄養失調になったりします。

糖質制限という名前から、糖質を抜くことの方に注目が集まりがちですが、むしろ大事なのは体を作るたんぱく質、糖質に変わるエネルギー源となり、細胞膜を構成する脂質をメインに食べることです。

特に肉・魚・卵をあまり食べずにタンパク質が不足すれば、一緒に含まれるビタミンやミネラルも不足するので、様々な不調が出てきやすくなります。

ちゃんと自分の体に必要な量のタンパク質を摂ろうと思うと、かなりの量の肉・魚・卵を毎日がっつり食べる必要があるので、根本的に食生活が変わります。

毎日最低でも、自分の体重の数字×gのタンパク質は必要なので、食べる優先順位も肉(魚・卵)→野菜→糖質の順になります。

糖質制限の食事で迷ったり、栄養が足りなくて不健康になってしまう人は、糖質を制限することよりも、溝口徹先生の提唱する『肉ファースト食』や、渡辺信幸先生の提唱する『MEC食』(肉・卵・チーズをたっぷり食べる)を取り入れてみるのがおススメです。

糖質制限といっても、やり方は1つではなく、ゆるいものから厳格なもの、難しくないもの、症状別などいろいろな方法が色んな専門家によって提唱されているので、自分にあったやり方を探してみてください。

1冊だけ読んだ本が過激派だったり、偏っていたり、内容が古かったり、いい加減だったりすると、自分の知識も偏ってしまいます。

医療・健康系の分野は、同じ『医者』でも、本っ当~に人によって言っていることがバラバラすぎるので、とにかく多読をおすすめします。

1つのテーマについて少なくとも10冊以上は読んでると、この知識は共通して重要だとか、この著者の主張は他の人とは違うなとか、間違っているんじゃなか、古い情報なんじゃないか、などがだんだん分かるようになってくるので。

私は糖質制限関連の読書サーフィンから戻ってこれなくて、もはや遠洋漁業中です。

最近は「オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)」関連の本にもハマっています。
アレルギーや精神疾患の改善にもつながる可能性があって、すごく興味深い分野なので、今度別の記事にまとめたいなと思います。

それではまた。