ダイエット

『知らないとまずい!?』糖質制限始める前に知っとくべきこと

こんにちは、にわか糖質制限ダイエッター・みりりっこです。

糖質制限を実践しながら、関連書籍をいろいろ読み漁っております。

一つのジャンルを学ぶときって、専門や主張の異なる複数の著者の本を読むのって大事ですね。

今回は色々な本を読んでみた中で、糖質制限を始めるにあたって、「これは知っておいて、対策しておかないとまずい」と思ったことについて。

それは「鉄」不足を解消すること。

いくら糖質を制限しようとしても、鉄が不足していると挫折したり健康を害する原因になります。

それも日本女性のほとんどは鉄不足と言われています。

そもそも最低限と設定された基準値そのものが、欧米と比べて低いらしい。

糖質制限をしていると、身体はエネルギー源をブドウ糖から脂質に切り替えるのですが、脂質からエネルギーを生む際には鉄を始め、ビタミンB群やマグネシウムなどのミネラルを必要とします。

その中でも鉄は重要な成分なのですが、肝心の鉄が不足していると脂質からエネルギーが作れなくなるので、身体はもう一つのエネルギー源である糖質を求めてしまいます。

なのでいくら意志の力で糖質を制限しようとしても、身体が強烈に糖質を求めるので、挫折の原因になってしまうのです。

となると、自分がこれまであっさりとダイエットの挫折を繰り返してきたのも、納得できるような…。

まあ意志力・継続力がゴミレベルなのも確かですが、これまでの食生活を考えると、鉄分などのミネラル、ビタミンが全然足りてなかったのも確かなので。

鉄分不足は心の病気の原因にもなります。

うつ病やパニック障害の女性患者の多くは鉄分が不足していると言われています。

特に月経があるうちは毎月血液を失うので、鉄分も減る一方なのに、食事から摂る鉄分が圧倒的に足りてない。

特に出産は大量の血液と鉄分を失うので、産後うつになる女性が多いそう。

私自身も出産経験はないのですが、過去5年間に2度、子宮筋腫による大量の不正出血のため、摘出手術を受けています。

手術前は2か月も3か月もノンストップで出血が続き、度々大量出血大サービス状態で急激な貧血状態におちいっていました。

きっと出産の苦しみに比べたらなんてこともないだろうし、喉元過ぎればなんとやらですが、当時はゲリラ豪雨のように突発的な大量出血が襲ってくるので、結構仕事にも生活にも支障出まくりでした。

それまで貧血とは無縁と思ってたのに、貧血ってこんなにしんどいんだな、と痛感しました。

2度目の手術後は、ずっと心身ともに調子悪いな~と思っていましたが、職場のストレスが重なったのが引金でうつ病を発症し、しばらく休職を要するほどまで悪化してしまいました。

子宮筋腫による大量出血もまあ辛いけど、精神的に辛いのは断然こっちでしたね。

今もたまにぶり返しが来るし。

この二つの病気に直接的な関係はないと思ってましたが、もしかしたら大量出血で鉄不足が急激に悪化したことも原因になってるかもしれません。

もしズバリつながっていたら、こんな嫌すぎる連係プレイはないですね。

手術前後は鉄剤も処方されてましたが、わりとすぐに処方が止められたので、十分な量に達していたのかは微妙です。

私は子宮筋腫が大量にできる残念な体質で、2度手術を受けてもまだ10個以上残っているので、また悪化して不正出血が再発したら手術になる可能性は十分あります。

なので余計に鉄不足対策はしっかりしとかないと、と思ってます。

日本人は欧米人に比べて鉄分豊富な肉を食べる量が少ないし、鉄不足対策として、よく使う食品に鉄分を添加している国は50か国以上あるのに、日本は全く対策がされてません。
(例えばアメリカでは小麦粉に、アジアではしょうゆやナンプラーに鉄分が添加されているそう)

それに「健康に気を付けている」採食派が特に陥りがちなのが、「ひじきやほうれん草など野菜をたくさん食べているから大丈夫」だと思ってしまうケース。

確かに鉄分を含む野菜もありますが、肉や卵に含まれる『ヘム鉄』に比べて、野菜に含まれる『非ヘム鉄』は吸収率が10分の1程度しかないので、大量に野菜を食べたとしても不十分なんですね。

鉄もそうですが、タンパク質も脳の神経伝達物質の生成に必要な栄養素なので、これらを豊富に含む肉や卵などを食べない、食べる量が少ないとメンタル不調になってもおかしくないです。

タンパク質も鉄と同様、マメなどの植物性のタンパク質よりも、動物性たんぱく質の方が体への吸収が良いので、豆腐や納豆などだけでタンパク質を補おうとするのはやっぱり非効率です。

鉄以外のミネラルやビタミンも糖質、特に精製された砂糖や穀物を過剰摂取していると、足りなくなります。

糖質の多い食事で上がり過ぎた血糖値をインスリンが下げ、今度は低血糖になってしまうので、血糖を上げるホルモンが必要になるのですが、これらのホルモンの精製にビタミン・ミネラルが無駄遣いされるから。

しかもブドウ糖を原料にしたエネルギー生成は、手っ取り早いけれど脂質を原料にするよりも効率が悪いので、すぐにエネルギー切れになって新たに糖質を欲します。

前の食事で摂り過ぎた糖質はインスリンの働きで既に中性脂肪に変えられてしまっているので、身体はすぐに「もっと糖質をよこせ!」状態になるのです。

昼にラーメンライスとか糖質祭りなランチを食べても、数時間後には空腹でイライラするのはそのせい。

結果、糖質の割合が多すぎて、タンパク質や脂質、ビタミンやミネラルが不足することになります。

なので、糖質制限を始める時は、ただ糖質さえ減らせばいいというわけではないんですね。

糖質の量を減らしつつ、動物性タンパク・脂質、ビタミンやミネラルを増やし、鉄など食事からでは不十分なミネラルはサプリも併用することが大事です。

私もタンパク質はしっかり摂っていても、鉄分はまだ足りないので、良い鉄のサプリを探し中です。

それではまた。