とうとう今年もスギ花粉症の季節がやってきましたね。
こんにちは、スギ花粉症歴約30年のみりりっこです。
子どものころからの長~い付き合いです。
職場にもスギ花粉症持ちの人はたくさんいて、皆さんもう既に鼻炎でグシュグシュになっています。
でも今年の私は、今のところ、症状がかなり軽めです。
たまにムズムズしたりクシャミはでますが、例年の酷さに比べたらほとんど気にならないくらい。
しかも例年はシーズン前から早めに服用していた抗ヒスタミン薬は、今年は全く飲んでいません。
本来は、私の花粉症はけっこうな重症です。
鼻炎が特に酷くて、鼻水は壊れた蛇口のように延々と止まらないし、クシャミもひっきりなしで気力体力共に奪われます。
クシャミ10連発とか、1日に何度も起こるので、もうエネルギー使いすぎて疲労困憊。
分かる人には分かると思いますが、クシャミって何度も連発すると、全身の力が抜けるように疲れるのですよ。
おまけに、クシャミ連発してる時は、花粉症のつらさを知らない周りの人間からは失笑され、ふんだりけったりでした。
その上、単に鼻水やクシャミが出るだけでなく、鼻、目、喉などすべての粘膜が猛烈にかゆくてたまらなくなるので、何にも集中できなくなります。
夜中も鼻炎の症状は治らないので、熟睡できずに寝不足で日中もフラフラ。
こんな状態がかれこれ30年近く、毎年2月始めから4月終わり頃まで続いていました。
一年のうち4分の1が、花粉症のせいで台無しになっていたと言っても大げさではなかったです。
薬なしではとても仕事にならないし、日常生活にも支障が出まくりなので、ここ数年はシーズン前から『アレグラ』などの抗ヒスタミン薬を飲み始めて症状を抑えていました。
アレグラなどの第2世代抗ヒスタミン薬がなかった時代、第1世代抗ヒスタミン薬は、強力な眠気の副作用があったので、耐えがたいレベルまで症状が悪化した時にしか飲めなかったです。
今は眠気の少ない薬のおかげで少しは楽に過ごせるようになりましたが、どうしたって対症療法なので、根本的に治すのは無理だろうと諦めていました。
でも、体質改善のために糖質制限や分子栄養学など勉強しているうちに、花粉症などのアレルギー疾患に対しても、自分でできる対策が色々あることがわかってきたことで、状況が変わってきたのです。
もちろん花粉症対策だけが目的ではなかったものの、体質改善のために色々やってきたことが花粉症に対しても功を奏したようです。
あくまで私1人の体感ですが、花粉症対策で効果があったのは、この3本柱だと思います。
- 糖質制限
- ビタミン・ミネラル
- 腸内環境改善
ちなみに花粉症対策としての糖質制限とメガビタミンについては、主に水野雅登先生や藤川徳美先生の本やブログを参考に、腸内環境改善については小柳津広志先生の本を参考にして取捨選択し実践しています。
ベースは糖質制限
糖質を過剰摂取していると、糖化や酸化のダメージで炎症があちこちで発生し、アレルギー症状となって出てくると言われています。
糖質を制限することで糖質過剰摂取による体内の炎症が抑えられるので、炎症による花粉症にも効果的だそう。
花粉症対策としても、まず糖質制限は大前提だと思います。
次にビタミン・ミネラル
私はビタミンやミネラルのサプリを色々取り入れていますが、その中で花粉症に効果的と言われているのがビタミンA・C・D・E、ナイアシン、セレン。
簡潔にそれぞれの役割をまとめると、下記のようになります。
※実際にはもっと膨大な役割を果たしていますが、省略します。
※カッコ内は私が1日に飲んでいる量です。
- ビタミンA…粘膜を健全にする(25,000IU/1日)
- ビタミンC…抗炎症作用(3000~6000mg/1日)
- ビタミンD…免疫を正常化(ビタミンKと一緒のサプリで10,000IU/1日)
- ビタミンE…細胞膜を正常化し、細胞内へのビタミン、ミネラル、酸素の吸収を助ける。(D-α-トコフェロールタイプを800IU/1日)
- ナイアシン(ビタミンB3)…アレルギー症状の元となるヒスタミンを体内から追い出す。(ナイアシンアミドで1500mg/1日)
- セレン…抗酸化物質グルタチオンペルオキシターゼの合成に使われる。(200mcg/1日)
※いきなりナイアシンを飲むと『ナイアシンフラッシュ』と言われる火照りなどの副作用が出るので、今はまだフラッシュの出にくい『ナイアシンアミド』を摂っています。今後『ナイアシン』に徐々にシフトする予定です。ちなみにビタミンB群のサプリも摂っています。
ちなみに、これらのサプリは、私自身が藤川先生や水野先生の本やブログを読んで、各栄養素の役割や必要性を理解し納得したうえで、自分で量を決めて自己責任で飲んでいます。
まだサプリについての知識がない人は、『何となくよさそうだから』といった動機だけでいきなりサプリに手を出すのだけは止めた方が良いと思います。
個人的にも、ちゃんと自分で調べたり本を読んだりできる友人を除き、人にサプリを飲んでいることは話しても、勧めることはしないようにしています。
興味があれば、まず臨床で多数の実績を挙げられている医師の本やブログなどで知識をつけて、納得した上で始められることをおススメします。
サプリに限らずですが、自から知識をつけようとしない人、自分の選択に責任を負わない人は、うまくいかなかったり、合わなかったりした時に、自分以外の人のせいにしがちなので。
私も興味が沸いたら何でも試してみたい性格で、今まで色々な情報を元に、様々なモノゴトを試してきましたが、うまくいかないことだって多々ありました。
でもその失敗は自分の責任だと捉え、きっかけとなった情報発信者のせいにすることはありませんでした。
更に決め手は腸内環境の改善
腸内細菌の中でも、酪酸菌は体内の炎症を抑えてくれる効果が高いと言われています。
その酪酸菌を増やすためにベストなのが、「フラクトオリゴ糖」という食物繊維。
先日紹介した小柳津先生の「長沢オリゴ」は、市販のオリゴ糖商品(成分の大半がブドウ糖や果糖)と異なり、ほとんどフラクトオリゴ糖でできています。

長沢オリゴのお店 カフェ500
https://cafe500.theshop.jp/items/14191079
サラサラのパウダーで、味もにおいもほとんど感じないので、スープやプロテインに混ぜて1日10g程飲むようにしています。
これは、花粉症のシーズン前に知って入手することができて本当にラッキーでした。
ただ、シーズン前から飲み始めたので、花粉症の症状が出ないのが、この長沢オリゴだけの効果なのかがわからなくなってしまった問題が…(笑)。
効果の有無を自分で体感するには、始めるタイミングを間違えた気もします。
しかも始めて半月ほどですが、腸内環境が活発になりすぎてお腹を下したりして、飲む量やタイミングを調整中ではあります。
説明書には、便はむしろ固めになると書いてあったのですがね…。
少なくとも花粉症同様に長年の悩みだった便秘は、かなり解消されつつあります。
まあ成分的には野菜や果物に含まれる食物繊維なので、飲む本人が知識をつける必要があるサプリに比べたら、安心して人に勧められそうではありますが。
一定の期間、自分の体で安定した効果が実感できるようになったら、母や周りの花粉症で悩む友人や仕事仲間に教えてみようと思います。
まとめ
私はもう30年近くずっと、毎年毎年ひどいスギ花粉症に悩まされ続けてきました。
『一生薬を飲み続けなくてはならないだろうな』
と諦めていただけに、まさか薬なしで楽に過ごせるようになる春が来るなんて思ってもいませんでした。
色々試したので、正直どれが一番効果を発揮してくれたのかがハッキリしないのがモヤモヤしますが、やるだけのことはやって、それで効果が出てくれたので良しとしたいです。
それではまた。