こんにちは、金森式の断糖高脂質食を、引き続き実践中のみりりっこです。
金森式の食事法は『インスリン制御』※に重きを置いているので、厳密にやるなら『タンパク質の摂取タイミング』=『メインの食事のタイミング』も1日1回に絞った方が効果的です。
あとは飲み物などで脂質を補給するだけの、1日1.5食が推奨されています。
※血糖値を直接上げるのは糖質のみですが、インスリンの追加分泌はタンパク質摂取でも起こり、結果的に体脂肪が蓄えられてしまうので。血糖値上昇が理由のインスリン追加分泌は、全体の23%程度だそうです。
私の場合はタンパク質不足の解消の方が優先なので、一度の食事で目標のタンパク質量が達成できなければ、時間をあけてプロテインや卵などを追加摂取する日もあります。
なので厳密に実践できているわけではないのですが、基本的には『何をどのくらい食べ、何を食べないか』は出来る限り自分で決めたルールから逸脱しないようにしています。
(といっても人様に勧められて断れなかったり、誘惑に負けてしまったりで、自業自得でケトフルーのぶり返しを引き起こすような失敗もたまにしでかしていますが…)
そして、そのメインの食事のタイミングは、実験的に色々試していて、ここ最近は『朝食』にしてみています。
その前は『夕食』にしていて、たまに『昼食』にしたりもしていましたが、『朝食』は思った以上に朝なりのメリットや体感的な変化がありました。
朝食にメインの1食を持ってくるメリット
まだ朝食に切り替えてから日数もそれほど経っていませんが、さっそく感じているメリットをいくつか挙げていきます。
時間栄養学的にも良いかも
金森先生も朝食〜昼食など早めの時間にタンパク質を摂取されているように、同じ食事内容でも夜よりも早い時間の方が太りにくいようで、良さそうです。
これは自分で継続して、夕飯メインの時と比較してみないと分からないので、しばらく様子を見ようかと思いますが、少なくとも衝動的に無駄食いをする機会が激減したので期待できるかなと。
また私自身も勉強不足なので、もう少し調べてみようと思います。(有効な参考書籍がまだ少ないので、論文を漁るしかないけど)
時間の無駄遣いが改善
ここが私にとっては最大のメリットでした。
少し前まで、しばらく夜にメインの1食を当てていましたが、仕事から帰宅後に食事の準備をするのは、手抜き料理を極めるのが生きがいな私(?)でも正直おっくう。
帰宅後は時間制限もないので、ノロノロしがちだし。
食べ始めたら食べ始めたで、無意識にipadを開いてYouTubeやサブスク動画のアプリをなんとなく観ながら、ダラダラ食べてしまうし。
食べる事よりそっちに集中してしまうので、気がつけば後片付けも放ったらかしにして時間が経ってしまう事もしょっちゅうです。
『疲れ』&『時間制限なし』&『ながら食い』は、私のような怠け者にはよろしくない習慣なのは言うまでもありません。
無意味にダラダラしてしまうので、時間の浪費につながりますね。
ちなみに私はダラダラ過ごすのはむしろ大好きです。
根っからのオタクなので、一人でゆっくり、誰にも邪魔をされずに本や漫画を読んだりアニメを観たりしている時間が一番幸せで充実しています。
でもどうせダラダラするなら、さっさと食事の準備〜片付けも、入浴・歯磨きも済ませてから思う存分ダラダラした方が、有意義です。
それが分かっていても、夕飯を食べる時間を挟むと、全てが中途半端になり、『だらだらの質』も悪くなるのですよね(何を言っているんだか)。
ところが食事のタイミングを『朝』に持ってきたらどうなったか。
こんなダラダラ人間な私でも、時間の使い方にメリハリができました。
朝だと、食事の準備にしても、食べるにしても、片付けるにしても時間の制限があります。
テキパキと手際よく動かなければ遅刻してしまうし、寝坊したら食事にありつけません。
なので『早めに起きよう』『無駄なくテキパキ動こう』というある種の強制力が働くので、夕飯を食べていた時よりも食事にまつわる時間と労力が減りました。
ちなみに『昼食』をメインにする場合は私にとってデメリットの方が大きいので、やむを得ない場合以外は避けています。
昼食の場合、お弁当を用意する場合は手間もかかるし荷物も重くなる。
おまけに私が好んで料理するのはフライパン一つでできるオムレツやアヒージョなど、簡単・時短でできるけど作ってすぐに食べないと不味くなる料理ばかり。
低温調理のハムやローストビーフなども、私は結構な低温設定(56度で9時間とか)を好むので、持ち運ぶのは食中毒のリスクを考えると若干不安も。
お弁当には向かないから、結局弁当にできるメニューを作るしかなく、手間も余計にかかります。
一方外食の場合は、裕福ではない私のような一般人が日常的に利用できる価格帯で、断糖高脂質食の条件を満たすお店はほぼありません。
妥協すれば炭水化物、糖質、植物油(オメガ6)、MSGなど避けたい食材・調味料を食べざるを得ないので、できるだけ避けています。
コンビニや飲食店で弁当や惣菜を購入するにも、選択肢が非常に狭まるので難しいですね。
ただの糖質制限をしていた頃は添加物てんこもりなサラダチキンや低糖質パンなども食べていたけれど、断糖高脂質食となるとゆで卵くらいしかないかも。
日中、食欲がわかなくなる
金森式の食事なので、メインの1食を朝に持ってこようと、内容は当然大量の脂質とタンパク質になります。
これを朝っぱらから平らげるのは、正直キツイ。
初日に鯖缶のアヒージョもどきをたっぷりのオリーブオイル・グラスフェッドバターで作って食べたら気持ち悪くなりました。
日中は空腹になるどころか、何かを食べたい気分にもならない位。
朝にしっかりタンパク質と脂質をがっつり食べると、夜になってもタンパク質の不足分を補うためにプロテインや卵を摂る程度で足りてしまいます。
夜にメインの1食を食べていた時よりも更に、日中に『何か食べたいな〜』と欲が湧くことがなくなりました。
あとは職場では生クリーム入り紅茶を、家では作り置きのだし汁にMCTオイル、フィッシュオイル、鮎醤油を入れただけのスープで適度に脂質を補給するだけ。
朝食だけにしてみた感想
朝にメインの一食を摂るのは、体感的にも時間の使い方的にも、思った以上に良い感触でした。
昼や夜に食べるよりも空腹感はほとんどなく、一日中安定して過ごせています。
それ以上に、時間が浮くのは私にとっては最大のメリット。
栄養の質と健康を維持しながらも自由時間が増えるというのは、常に時間に飢えているオタクとしても非常に嬉しいことです。
どうでもよい個人的な話ですが、私自身、長期間栄養学の勉強にどっぷり浸かり続けていた反動で、 ここ最近は一転して本の虫になっています。
本といっても勉強のための実用書ではなく小説・漫画の類。要は娯楽作品に没頭してるだけの、ただの残念なオタクです。(ここでは内容には触れないでおきますが)
私は何かにハマると物凄く熱中してしまう性格ですが、その対象はかなり振り幅が広いというか、他人様からは理解されないレベルにカオスです。
その熱意が勉強に向けられている時はとても真面目な人間に見えるようですが、娯楽に向けられている時は大変残念な目で見られたり。(まあどう思われても構いませんがね)
おまけに今のようにオタクモード全開で何かにハマっている時は、仕事以外の全ての時間、寝食忘れて没頭してしまう困った性格で、他人様からの邪魔や干渉すら徹底的に回避しようとするほど酷いです。
職場でも休憩時間は『話しかけるなオーラ』全開、定時退勤にも死力を尽くし、退勤後は誰とも電車でご一緒する羽目にならないよう細心の注意を払いながら光の速さで消えるほどに、自分の時間の確保に全力投球しています。
(これでも仕事では業務も対人関係も丁寧に恙無くこなしてますがね)
このくらい極端に、無駄に思える時間や労力を切り捨てようとする状態になるので、当然食事についても、いつも以上に最低限の手間と時間しか掛けなくなります。
そのため、以前だったらこういう時期は食事の、栄養の質が急激に悪化していました。
けれど断糖高脂質食は私のようなズボラな上に、何かに没入すると他のことが一切どうでも良くなる独り身のオタク人間にもかなり好都合です。
会社での昼休憩も食事に時間を使わなくて良いので、お茶をしながらまるまる好きな事に没頭できますし、夜も帰宅後は入浴や最低限の家事を済ませれば後は寝るまで好きなように過ごせますし。
もちろん料理の質やバリエーションを重視したい人にも、断糖高脂質食料理は今どんどん進化して選択肢も増えています。
時間と手間をかけてもバリエーション豊かに、美味しいものを食べたいという人は、料理上手な実践者さんがツイッターなどで日々の料理を挙げているのを参考にすれば良いし。
私のように単に面倒くさがりな人や、忙しくて時間と労力がかけられない人は、手間と時間を最小限にする方法を選べば良いし。
私自身、また気分が変わって料理を楽しみたい時期も来ると思うので、その時は気が済むまで料理にハマろうと思いますが、今は趣味に熱中できる時間を確保するために最低限の時間と手間で、継続していこうと思います。
それではまた。