今回は断糖高脂質食(金森式)での定番メニュー、『牛脂スープ』を炊飯器で楽に作れるようアレンジしたので、ご紹介します。
例によって面倒な料理・片付けが大嫌いな私による超ズボラで雑なレシピシリーズです。
(料理上手な人にはあまり見られたくない)
『ガチ速』に掲載されているレシピをベースに、もっと手間を減らして作りたくて色々アレンジしてるうちに今の形になりました。
ちなみに、牛脂スープはあくまで断糖している上でエネルギー源として飲むものです。
普通に糖質食べてる人や、糖質を制限しながらも多少は食べている人がこれを飲んだらただのデブの元なので止めたほうが良いでしょう。
『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット』金森重樹(著)
こちらは入門編ともいえる1冊で、詳しいメカニズムなどがばっさりカットされているのが勿体ないですが、具体的なレシピや体験談などが豊富なので参考になります。
レシピ(だいたい3~4食分)
さっそくレシピですが、本に掲載されているレシピと違う点として、ひき肉は入れてません。
金森式の食事法はタンパク質を摂るのは1日一度のタイミングに絞り、その他は脂質の補給のみでつなげる1日1.5食スタイルです。
1.5食のうち、私は夜にがっつり1食を入れ、朝と日中は脂質の補給だけにしています。
そうなると、朝や日中飲むスープにタンパク質を入れてしまうとインスリンの追加分泌を促してしまうので、ひき肉は入れずに作っています。
(代わりにだしパックで旨味を追加するようにしてます。)
※タンパク質は血糖値は上げませんが、インスリンの追加分泌は促します。
材料
- 牛脂…約100g
- きのこ(まいたけ、マッシュルーム、しいたけなど…約100g
- 熱湯…約1リットル
- だしパック…1袋(糖質やMSGなどが添加されてないもの)
- 塩…適量(全体の約1%くらい)
牛脂はお好みでもっと増やしても良いと思います。
私はいつも計量せず目分量なので、もっと入れてるかもしれません。
牛脂はピンク色の背脂が一番おいしいのですが、スーパーでは質の悪いのしか手に入らないし、お肉屋さんでも手に入らない事が多いので、ネットで探して買っています。
私は和牛やグラスフェッド牛の背脂部分を運良く入手できましたが、人気で欠品している事が多いので、見つけたら速購入するのがおススメです。
ちなみに、きのこは基本的にどれも低糖質ですが、断糖高脂質食となると微量な差でも大きいので、比較的糖質の多いエリンギやえのきなどは避けられています。
だしパックは原料に注意。
かなりの割合で砂糖などさまざまな糖類、MSG(アミノ酸等)、醤油、食塩などが入ってるので。
単純に鰹節や昆布などだけで構成されている商品も探せばあるので、原材料表を良く確認して買うと良いでしょう。
なければないで、いっそ使わなくてもOKです。
つくり方
- お湯を沸かし、炊飯器の内釜にお湯とだしパックを入れておく。
- 出汁を取っている間に牛脂を小さく切り、きのこを細かくほぐす(または切る)。
- 牛脂ときのこをフライパンで軽く炒める。
- だしパックを引き上げ、牛脂ときのこを内釜に入れる。(牛脂から出てきた油ごと)
- 早炊きモードオン。
- 炊飯が終わったら完成。
直ぐに食べない分は冷まして冷蔵保存します。(2~3日で食べきる)
食べるときはお好みで塩(雪塩やぬちまーす)を入れ、色味が寂しければ乾燥パクチーやパセリを少々かけたりしています。
スープの飲み方
私は毎朝このスープを温めてから、さらにMCTオイルを投入して飲んでいます。
まさに脂オン脂。
さらに板状に切り出したグラスフェッドバターに雪塩を振って、海苔で挟んだものを食べるのが最近の朝食です。
断糖高脂質食を知らない人が聞いたら、あまりの脂祭りに「ヒェッ」となりそうな朝食です。
朝これを摂っておくと、日中ほとんど空腹を感じません。
昼は紅茶にMCTオイルパウダーを入れて飲めるように、パウダーを持ち歩いているのですが、お腹が空かないので結局出番がない日も珍しくないくらいです。
恐ろしいほどの腹持ちの良さ。
お昼前になると周りの同僚達(朝食をちゃんと食べてる)が『お腹空いた~』とぼやきだすのを聞きながら、私も前はそうだったなあと他人事のように感じています。
夕方も、お昼をがっつり食べた同僚達が空腹になりお菓子を食べだすのを横目で見ながら、私も前は…以下同文。
ちなみに、知らない人に説明するのも布教するのもめんどいので、私がこういう食生活を送っていることはブログを知ってる友人以外、リアルな友人知人にも家族にも知らせていません。
ヘタしたら止めさせようと説得してきたり面倒な事になるので。
炊飯器で作る理由
炊飯器で作るのは、鍋で作ると火のそばに張り付いてないといけないのが面倒臭すぎるからです。
要するに時間と手間をかけたくないという、ずぼら思考ですね。
(偉そうに言うことではない)
お料理好きでじっくりコトコト煮ているのを見守るのが苦痛でない方や、見張りながら他の台所仕事をする形でであればお鍋で作っても良いんじゃないかと思います。
私は料理にまつわる手間や時間は少しでも無くしたいので、炊飯器や低温調理器など手持ちの調理家電に任せられるところはどんどん任せてしまいます。
炊飯器は以前に糖質制限を始めてからご飯を炊かなくなり、使わないので一時は捨ててしまおうかと思いましたが、今やボーンブロススープや牛脂スープを作るのに大活躍しています。
捨てなくて良かったあ…。
本当はホットクック とか欲しいけれど、今のところは炊飯器で間に合ってます。
金森式をやっている方にはお料理上手で美味しそうなごはんを毎日作られている方もいらっしゃいますが、一方で私のようにズボラで手間を少しでも減らしたい人間や、忙しくて家事に時間が割けない人も少なくないと思われます。
後者に当てはまる方にも、なるべく負担を減らして作れる方法もあることをご参考にして頂けたら嬉しいです。
こういうのは継続が大事なので、作るのが負担になって止めてしまうのはもったいないので。
それではまた。